しぃぶろぐ。

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感情に振り回されないために

mohikanz Advent Calendar 2019 7日目のshiranuikです。若干遅刻しましたすみません。

昨日はとっても読み応えのある、もーりーさんの異世界転職話でした。転職前後の彼女の表情や雰囲気の変わりっぷりに、毎度ほっこりしてます。良かったねぇ。

今年何書くかなーって思ったんですが、今年……私何かやったっけ……?

ゴールデンウィークに開発合宿して楽しかったけど、ものができてないからなあー続き作りたいなああああだし、技術書典にでた話は別でまとめたし、改めて書くような内容が思い浮かびません……。

去年の転職について持ち出すのも今更ですしおすし。むむむむむ。

というわけで、今年はみんなの毎日がちょっぴり楽になるかもしれない、感情のコントロールについて書きます!

そもそも感情はコントロールできるのか

答え:感情そのものをコントロールするのは無理。

ある事柄に対して、自分がどういう感情を覚えるのかについて言えば、そんなものコントロールできるものではないです。人からプレゼ ントをもらったら嬉しいと感じる、人に悪口を言われたら悲しくなる、そういった気持ちは自然にでてくるものです。それを発生させないように、または逆にでてくるようにするアプローチは体に悪いです。我慢いくない。無理やりいくない。

では、この場合の「コントロール」とは何かというと、それは「感情をどのように表にあらわすか」の部分をいかに制御するかになります。

微妙なプレゼントもらって嬉しいけど微妙、の微妙のあたりをどうやって伝えるかという話ですね!

その辺りは怒りの感情を制御する、アンガーマネジメントが有名ですね。

一番わかりやすくもあるので、まずは怒りについて説明したいと思います。

怒りとは何か

「怒る」という感情は、二次感情と呼ばれています。

根っことなる別の感情の上に乗っかっているのが「怒り」という感情です。

怒りをコントロールするためには、怒りの元となる感情が何なのかを冷静に感じとるのが有効です。

重ねてになりますが、怒るという感情を持つことは悪いことではありません。自然なことです。怒らないようにするのではなく、怒っているということを相手や周囲にどう伝えるか、そもそも自分自身が「今自分は何に対してどうして怒っているのか」を把握することが「怒りをコントロールする」という意味合いになります。

例えば喫茶店に居て他人からいきなり水を掛けられたとしましょう。あなたはとても怒るでしょう。

それはなぜでしょうか?

お気に入りの服を着ていたからでしょうか?風邪をひいてしまうかもしれないからでしょうか?大事な書類が濡れてしまったからでしょうか?店内の注目を浴びたからでしょうか?

服が濡れたことはきっと悲しいでしょう。

風邪をひくかもしれないことはきっと不安でしょう。

書類が濡れたことは不安や焦り、もしかしたら悲しみもあるかもしれません。

注目を浴びることは、おそらく恥ずかしいでしょう。

それとも別の何かが、あなたを怒りに駆り立てたのかもしれません。

何に対して怒っているのかによって、怒り方も怒る前の対処が必要かどうかも変わってきますね。

もしかしたら怒りを伝える前に、相手が更に次の水を用意していないか確認も必要かもしれせんからね。

唐突な感情に振り回されないために

特に怒りという感情は唐突に訪れがちです。冷静さを欠いたらそれに振りまわされてしまいます。

ただ、そういった突然訪れる感情の高ぶりは、その一瞬をやり過ごせば一旦穏やかになるものです(無くなるとは言ってない)。

アンガーマネジメントでよく言われるのが、

怒りのピークは6秒以上続かない。

です。根拠はよくわからないですが、たしかに頭が真白になるような感情は6秒くらいたつと収まってることが多いです。

カッとなったらひとまず6秒数えながら深呼吸しましょう。

そうすると、どうして自分は怒りを覚えたのかを考えるだけの余裕が、どこからか生まれているはずです。

私にしてみると他の感情も同じです。

悲しみよこんにちはしても、嬉しさに狂喜乱舞したくても、それにのまれて何も手につかないのでは困るのです(生活できないので)(子育て待ったなし)(特に赤子の時期は本当に待ってくれなかった)。

一旦感情がどこから来ているのか、自分がどうしたい・どうなりたい・どうしてほしいのか感じとった後は、大概「うん!今これ発露してらんない!」なことが多かったので……。

でも、ダメですよ?後回しにするまではいいですけど、私みたいに面倒くさがってる間に全部忘れちゃうとか、本当にダメですよ?自分の感情は大事にしましょ??

感情を理解し、表に出すところまで含めて大事にしていきましょ(自分もできてない)。

特に感謝や喜びは、表に出されると周りも嬉しいものです。感じたらできるだけすぐに、素直に表現できるようにがんばりましょう。わたしもがんばる。負の感情は怒りと同様、そのまま相手にぶつけても理解が得られないことが多いです。冷静な状態で伝えられるようにしましょう。

表に出し方の練習

さて、いったん冷静になって感情の裏を読めたとします。

ではどうやったら上手に表に出せるでしょう。

私もむっちゃ知りたい(

大学の時演劇部だったんですが、感情をこう、表現するって何?ってね、よくね、思ってたよね……。

はるか昔高校生だった頃に何故か色々相談された時に(知らんがなと思いつつ)提示した方法が、紙に書くでした。その後彼女にむっちゃ感謝されたので、たぶん感情を整理するのに紙に書くと言うのはとても有効らしいです。(私にはただの惚気か自慢話だったんだよこんちくしょう)

冗談はさておき、整理がてら文章にすることによって客観視され、より上手な表現方法が検討できるとは思います。

昔からある一般的な方法は日記を書くことですね。引き寄せだの夢を叶えるだの褒めるだの色々ありますが、目的は似たようなものです。自分を整理し、目標やら自分の気持ちやらなんやらを明確にし、それに向かってどうするかを意識させるということです。

いっつもえんじにゃーのみんながやってるもくひょうせっていとかとおなじだよ!あれわたしもだいのにがてだよ!

苦手だからこそ訓練には良さそうと思い、来年から頑張ろうと思ってます(人生N度目ですが)

お気持ちを文章にするという意味では、今の世の中ツールやら機会やらがたくさんあって良いなぁと思います。

Twitterやブログだと人の目に触れるので、表現の実践の場として良いですよね。

お気持ち表明に共感やらフィードバックがくるって、すごい世の中ですよ。

ただ、負の感情を表に出す時だけは気をつけてください。下手に共感を得られるとそれが正義になってしまいかねないからです。

たとえば、「交差点で人とぶつかって痛かった上に遅刻した、めっちゃむかつく」と言ったらたくさん共感を得たとしましょう。事実としては前提として自分が歩きスマホをしていたとしても、共感を得た以上このむかつきは当然のことと処理されがちなのです。

感情を上手に表現するために書いていたはずが、逆に共感が欲しいという感情に振り回される結果になりかねません。

感情を思ったまま表現する場合は、まずは人の目に触れないところで文章にしてから、十分整理がついた状態でTwitterやらブログやらに投稿した方が良いでしょう。

感情を言葉にするのはとてもむずかしい作業ですが、それにより自分という人間の本質が見えてきます。

自分と向き合う一人の時間を定期的に作りたいものですね……。

自分にあう言葉がないときは本を読んでみましょう。あなたを表す言葉がそこには書かれているかもしれません。

最後に誰かが言った有名な言葉を引用して終わります。(マザーテレサの言葉って日本では言われているらしいですが、本当はよくわからんらしい)

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。

言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。

行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。

習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。

性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

それでは、自分の感情に振り回されないようたくさん本を読みましょう(違うそうじゃない